新しく英語のブログを作りました
新しく英語のブログを作りました。
Miyaco's Linux Gaming Blog
よろしければ英語圏の方にも届くくらい拡散お願いします。
New Blog!
— みやこ(Miyaco) (@MiyacoPl) 2020年7月6日
Miyaco's Linux Gaming Bloghttps://t.co/TpmkwvTaOe
新しいブログではLinuxで(主にWindows用の)ゲームを動かす話を書いています。
他のネタを書きたくなったらこのブログも更新しますので引き続きよろしくお願いいたします。
さて、わざわざブログを新しく作って英語で書いた理由ですが、一番大きな理由はLinuxでゲームを動かす日本語記事の需要を少なく感じたためです。 このブログでも過去にFF14をLinuxでプレイする記事を書いて実はそれなりにアクセスがあるのですが、もっと細かい話になってくると需要は減るだろうなという感覚です。 実際、内容に目新しさがなかったのもありますが、この記事はかなりアクセスが少ないです。
そんな感じで言語を分けるので新しくブログを作りました。
これだけだと短すぎてまた「ツイッターでいいだろ」と怒られてしまうので、せっかくですし新しいブログをどんな感じで作ったか、どんな理由でサービス等を選んだか書き残しておきます。
新しいブログの構成
新しいブログは静的サイトジェネレータで作成し、GitHub Pagesでホストする形になっています。
静的サイトジェネレータはテキストファイルをいい感じに(だいたいはマークダウンという書式で)書くといい感じにWebサイト(HTMLファイル等)にしてくれるプログラムです。 GitHub Pagesは無料でWebサイトを置いて公開させてくれるサービスです。
静的サイトジェネレータにはRust製のZolaを使っています。 Zolaは比較的新しいのでテーマが少なく、適当なテーマが見つけられなかったのでこちらのHugo用のテーマを自分でZola用に移植して使っています。
ブログとテーマのソースコードはこちらにありますのでご興味ある方はどうぞ。 いまのところテーマを独立して公開する予定はありませんが、MITライセンスにしてあるので使用もご自由にどうぞ。
ブログサービスを使わなかった理由
今回ははてなブログ等のブログサービスは使わず、自分で(といっても静的サイトジェネレータ任せですが)HTML等を用意してそれをそのまま公開する形にしました。
はてなブログはいいサービスだとは思うのですが、いくつか私の中で不満点があったのでこのような方式にしました。
はてなブログで不満に感じていたこと
不満点としては、
- はてなブログで英語のブログってどうなの?と思った
- マークダウンで記事が書けるがプレビュー(実際の表示)ははてなブログのWebサイト上で確認する必要がある
- 記事のプレビュー更新がスムーズでない
- 画像貼り付けのためにはWebサイト上のインターフェイスを使う必要がある
- 画像貼り付けのフォーマットが独自
1つ目はそのままの意味です。 どうなんでしょう? 英語インターフェイスはありますがどのくらい英語圏の人に見てもらえるか不安でした。 私のプロフィールはそのまま日本語で表示されちゃいますし。
2つ目に関してですが、私はブログ記事を書く時はローカルのPC上で好きなエディタ(Vim)でマークダウン形式で書いています。 やはりブラウザ上で書くより慣れているエディタで書く方が書きやすいです(Vimが特殊なせいもありますが)。 エディタのプラグインでプレビュー表示することもできますが、テーマをはてなブログと全く同じにはできないので、やはり最終的にははてなブログ上で確認が必要になってしまっていました。 確認するとだいたい直したい部分が出てくるので修正するのですが、再度エディタに戻って修正して再度ブラウザに全文貼り付け、というプロセスになってしまい面倒でした(私のやり方が悪いのは大いにあります)。
3つ目に関してはそのままの意味です。 本文を更新してプレビューを開く時にかなりラグを感じていました。 (この記事を書いていて気づきましたが、プレビューの更新時間はかなり改善されている気がします。)
4つ目に関しても2つ目に近い理由で、できるだけローカルのPC上で完結させたい私としては不便でした。 手元で記事をだいたい書き上げる→Webサイト上で本文を貼り付ける→画像アップロード&挿入、という手順には手間を感じていました。
5つ目も2, 4番目に近い理由で、画像貼り付けのフォーマットが独自のため一旦画像を含んだ記事にしても手元では表示の確認ができませんでした。
色々不満点を並べましたが、普通にWebサイト上でブログを書く人にはものすごくいいサービスだと思っています。
(ドラッグ&ドロップで画像貼り付けできたらもっといいかも。できたらごめんなさい。)
なんかうまいことすれば列挙した不満点は解消できるのかもしれませんが、私はそれを頑張るより静的サイトジェネレータを使う方が楽でした。
その他のブログサービス
そんなに色々と調べたわけではありませんが、はてなブログと似たりよったりというか、はてなブログが一番良さそうに感じました。
少なくとも上述した不満点を解消するのはブログサービスでは無理そうでした。
GitHub Gist
GitHubにはGistというサービスがあります。 これはブログとは少し違うのですが、マークダウン形式のファイルを貼り付けるとHTML形式に変換して表示してくれます。 アカウントもGitHubと連携しているのでGitHubのアカウントがあればすぐに記事公開・コメントができます。
これけっこうよくてNieR:AutomataにModを入れる話はGistに書いたのですが、ブログのように使うにはいくつか問題がありました。
- 記事がそれぞれ完全に独立してしまう
- アクセス数等の解析がない
- 本文中に画像を貼り付けるのが面倒
- テーマ変更不可(白い)
ブログのように記事間の関連(例えば次の記事・前の記事)を示したりすることはできません。 また、ブログと関係ない使い方(コードスニペットの公開等)をしたい時に同一アカウントだと混じってしまいます。
アクセス解析は記事を公開した時とかに眺めてモチベを保つ一因になっていたのでないのはちょっとさみしいです。 ちなみに、代わりというわけではありませんがスターをつけてもらえます。 NieR:AutomataのGistはけっこうスターもらえて嬉しかったです。
記事内への画像貼り付けははてなブログ以上に面倒です。 調べただけで自分ではやってませんが本当に面倒だと思います。 厳しいです。
テーマはデフォルトのみです。 これはこれで統一されていますし見やすく読みやすくていいのですが、せっかくなら変えたい気持ちがありました。 あと個人的に明るい色調だと目がつかれるので暗い色調のテーマが好きです。
静的サイトジェネレータでブログ作成
というわけでブログサービスは諦めて静的サイトジェネレータを使うことにしました。
ホスティング先はどこでもよかったので(GitHubアカウントがあってgitさえインストールされていれば)手軽に使えるGitHub Pagesにしました。
静的サイトジェネレータの選定
最初の問題は静的サイトジェネレータを選ぶことでした。 ここのサイトに静的サイトジェネレータが色々載ってますが、非常に種類が多いです。
というわけでいくつかの基準を設けて選びました。
- それなりにメジャー
- マークダウン対応
- ブラウザでのプレビュー対応
- プレビューの更新が高速
- JavaScript製多いけどなんとなく好きじゃないので避ける
こんな感じで選びました。
たぶん1基準だと、Jekyll (Ruby製), Pelican (Python製), Hexo (JavaScript製), Hugo (Go製)あたりが候補として挙がるんじゃないかと思います。
個人的にはPythonかなりお世話になっているのでPelicanにしたい気持ちがあったのですが、これはプレビューの更新がそんなに速くないので却下しました。
順当にいくならHugoを選びそうなところですが、ひねくれているのと最近Rustがけっこう好きなのであまりメジャーではありませんがRust製のZolaを選びました。
テーマの選定
何通りか試したりいじったりしましたが、悲しいこともあったりして満足いくものが見つからなかったので自分で作ることにしました。
自分で作ると言っても0から作るのはセンスや技術の関係で厳しいので、ライセンス的に大丈夫でよさそうなテーマをHugoのテーマ一覧から探してきてZola用に移植しました。
何かを選ぶときって多すぎても少なすぎても大変だな、とつくづく感じました……
その他の機能
他にブログにほしい機能としては、
- アクセス解析
- コメント機能
がありました。
これらは静的サイトジェネレータ+GitHub Pagesでは提供されないので、別途独立したサービスを利用しています。
アクセス解析は王道のGoogle Analyticsを使っています。 非常に機能豊富ですが、正直アクセス数とどこからどこへのアクセスが多いかとかみれればいいので使いこなせていません。 導入はサイトのヘッダーに指定されたスクリプトを貼り付けるだけです。 今回は自分でブログのテーマを移植してきた関係ですぐに導入できました。
コメント機能はdisqusというサービスを使っています。 これも各ページにコメント用のスクリプトを貼り付ける必要があったのですが、テーマを自分で移植していたのですぐ導入できました。 見た目も自然に馴染んでくれていい感じです。 ついでにSNSへのシェア機能も含まれているようで便利です。
あとはソースをGitHubにPushしたら自動でHTML等を生成してGitHub Pagesの方も更新できるようにしようかとも思いましたが、たぶんそんなに頻繁に記事は書かないだろうということで保留しています。 記事を公開・更新する度に自分でビルドしてPushしてます。 このプロセスはghp-importを使って少し楽してます。
静的サイトジェネレータ(Zola)でブログを作ってみた感想
良かった点
- プレビューの更新が高速
- ローカルでプレビューしたものがそのまま公開される
- 本文も画像もローカルで管理できるのでまとめてgitでバージョン管理できる
- 好きにいじれる(画像をクリックすると拡大される機能は自分で追加しました)
(一般的にみて)悪そうな点
列挙してみましたが悪いの全部Zolaですね……。 改善と発展を期待してます。 (個人的には特に最後の項目)
まとめ
新しく英語のブログを作ったので英語圏の方にも届くように拡散していただけると嬉しいです。よろしくおねがいします。
New Blog!
— みやこ(Miyaco) (@MiyacoPl) 2020年7月6日
Miyaco's Linux Gaming Bloghttps://t.co/TpmkwvTaOe